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50個からつくれる化粧品oem「商品を設計する!!」

つくりたい化粧品を設計する。

化粧品販売ビジネスを行って行く際に、まず最初に行わなければならないこととして「商品コンセプトの決定」が挙げられます。しかしながら、商品コンセプトを決定することは非常に困難な作業です。最初の段階で考えていたこと、見えていたことが、事業を進めていく中で変わっていくことは大いに考えられます。言い方を換えれば、最初の段階であまりコンセプト作りに時間と労力を費やして棍詰める必要はないでしょう。なにも完璧な商品コンセプトを決定する必要はないのです。とはいえ、作りたい化粧品のイメージが全く無ければ、対応する化粧品OEMメーカーも作りようがありません。化粧品販売ビジネスを始めようと思った皆さんは、作りたい、販売したい化粧品のイメージを少なからずお持ちだと思います。
まずは皆さんの最低の商品コンセプトとして、皆さんが抱いている自分たちのブランド化粧品のイメージを「キーワード」としていくつか挙げておきましょう。

■キーワードを書き出す基準「5W1H」

誰が…WHO いつ…WHEN どこで…WHERE
何を…WHAT なぜ(何のために)…WHY どのように…HOW

たとえば、下記のように想定することもいいでしょう。ほんの一例です。

  • 50代の女性(誰が)
  • 美白(何のために)
  • BBクリーム(何を=イメージする類似商品)
  • シミが気になって(いつ)
  • インターネット(どこで)
  • ネット上で注文(どのように)

良い事例かどうかはともかくとしまして、上記のように皆さんの商品イメージを少しでも具体化する意味で言葉としてキーワードを挙げてみましょう。また、上の例では「漢方」をその他のキーワードとしてあげておりますが、5W1H以外にもその他としてイメージするキーワードがあれば可能な限り挙げておきましょう。簡単なことですが非常に重要なことですので、必ずここまでは準備しておきましょう。というのも、この「キーワードの書き出し」は今後化粧品OEM製造会社へ化粧品製造を依頼する際に、皆さんが作りたい化粧品のイメージを伝えるために、商品イメージを共有するために必要となってくるからです。

販売したい化粧品の品目を考える。

化粧品OEMメーカーへ製造を依頼する際に必要なこととして、「何を作るのか?」を決めておく必要があります。製造する化粧品の品目ですね。もちろん、皆さんが自分たちで決定したラインナップで最後までいく必要はありません。化粧品OEMメーカーからの適切なアドバイスを参考に、アイテム(品目)の数を増やしたり減らしたり、変更したりと、より良いラインナップへの変化は大いに歓迎しましょう。
また、最初の段階で製造する品目は、その数を予算との兼ね合いで考慮しましょう。売れる目処が立たないうちから、5アイテムも6アイテムも製造しようとするのはオススメできません。まず2、3品目でブランドを立ち上げることをオススメします。化粧品販売は商品の製造以上に広告費やその他の費用がかかります。いくら良い化粧品を作っても、売れるようにならなければ意味がありません。その意味でも、少ない品目で確実にターゲットに対して訴求することを考えましょう。その先にアイテム数を増やし、ブランドの充実を図っても決して遅くありません。

製造する個数を決定する。

「キーワード」で商品イメージを具現化し、何を作るのかが大まかに決まりましたら、最後に何個作るのかを決めましょう。ここでの重要なポイントをあげます。以下を踏まえたうえで検討しましょう。

予算をもとに製造する。

個数を検討する。まずは、事業全体の予算から化粧品の製造にどのくらい費やせるのかを認識します。化粧品販売ビジネスを始めたいと思っている皆さんには必ず事業に使える予算が決まっているはずです。その中で商品である化粧品そのものを作ることに費やせる予算でどのくらいの個数を作ることができるかを最終的には考慮する必要があります。ここでは、いったいいくらの予算が確保できるのかを認識して起きましょう。

予定販売個数

事業計画では、どのくらいの期間で、どのくらいの個数を販売する予定になっていますか?初回の製造個数(発注ロット)は、予算との兼ね合いで決まる部分も大きいですが、同時に予定している販売個数も考慮しなければいけません。1ヶ月に1,000個売り上げるのであれば、2ヶ月ごとに発注する場合、毎回の発注ロットは少なくとも2,000個以上になりますよね。販売計画から必要な個数があらかじめ明確になっている場合は発注する個数(ロット)を判断する基準にしましょう。

納品単価(製品原価)

予定販売価格が決まっている場合、化粧品OEM製造会社からの納品単価(製品原価)がある程度検討できるでしょう。販売価格(売上)のうち、どのぐらい製品の原価として捉えるかによって、化粧品OEM製造会社からの納品される単価を想定しておきます。参考程度にですが、考え方として販売価格の10%〜15%程度が単価として一般的でしょう。つまり、OEMメーカーへの発注個数(ロット)を検討する際に、単価がある程度想定できるのであれば、その単価×発注個数が、予算内に収まるかを考えなければなりません。販売計画などと共にいろんな角度から検討し、「何個作るのか?」を皆さんなりに考えておきましょう。

コスラボが販売支援サービスを行っていることから、既に他社で製造された商品の販売方法を相談されるケースも数多くあります。在庫で悩まれている方のほとんどが上記のことをされず、「つくりたい」という思いだけでオリジナル化粧品を作られるケースがほとんどです。出口を決めて、製造することが化粧品ビジネスの鉄則です。

 

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