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3.82018
50個からつくれるoem化粧品 ヒト由来幹細胞コスメ
幹細胞コスメとは?
アンチエイジング力に優れていることから「メスを使わない美容整形」と言われる幹細胞コスメ。
肌の細胞を活性化させ、肌そのものを若返らせるという、魔法のような化粧品です。その働きや仕組みをご紹介するにあたり、まずは「幹細胞」がどういうものかを見ていきましょう。
幹細胞とは?
人間の体は、もともと一つの受精卵です。その受精卵が細胞分裂を繰り返し、約60兆個、200種類以上の細胞となり体を作り上げていきます。各細胞にはそれぞれの役割が決まっていて、筋肉なら筋肉の細胞、皮膚なら皮膚の細胞へと分裂を繰り返します。ところが、中には決まった役割を持たず、いろいろな細胞になることのできる細胞があり、これが「幹細胞」です。幹細胞は、どんな細胞にでもなれる能力と、自分とまったく同じ細胞をコピーできる、2つの能力を持っています。
体が怪我や病気をすると、細胞も怪我をしたり死んでしまったりします。そんな時、幹細胞が傷ついた細胞の元に集まり、損なわれた細胞を再生して補ってくれます。このような特性から、幹細胞は医療で活用されるとともに、コスメ業界でも注目を浴びているのですまた、幹細胞は人間だけでなく、動物、植物にも存在し、これらの幹細胞を由来としたコスメもあります。
3つの幹細胞
幹細胞コスメは大きく分けて3種類。それぞれ何の幹細胞が元になっているかによって分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
■植物由来
人間や動物だけでなく、植物もまた傷ついた細胞を再生させる幹細胞を持っています。その幹細胞エキスを配合したのが、植物由来の幹細胞コスメ。中でも有名なのが、「ウトビラー・スパトラウバー」というスイス産のリンゴの幹細胞エキスです。4ヶ月経っても腐らない「奇跡のリンゴ」から幹細胞を取り出して培養。これがリンゴ幹細胞エキスとして使われています。そのほか、美容オイルで人気の「アルガンツリー」の幹細胞を培養した、アルガン幹細胞エキスもあります。今のところ日本では、一番ポピュラーに使われているのがこの植物由来の幹細胞エキスです。
■動物由来
動物由来の幹細胞コスメは、主に幼羊の毛根や、羊のプラセンタ(胎盤)に含まれる幹細胞を配合して作られます。羊は人間の皮膚幹細胞に似た構造のため吸収しやすく、また、他の動物に比べて病気になりにくいため、安全性が高いと言われています。しかし現時点では、日本ではあまり動物由来の幹細胞コスメは流通していません。
■ヒト由来
2014年くらいから、日本でもヒト由来の幹細胞コスメが出てくるようになりました。
メインとなっているのは「ヒト由来脂肪幹細胞培養液」を使用したもの。韓国人の皮下脂肪組織から抽出した脂肪幹細胞を培養した際の分泌液です。アンチエイジング効果は他の幹細胞コスメより高いとされますが、値段が高いというデメリットもあります。このように、元になっている幹細胞は異なりますが、どの幹細胞コスメもアンチエイジング効果を高めるために開発されたものです。しかし、ここ数年で幹細胞コスメは目まぐるしく進化。その結果、今の幹細胞コスメにおいては、ヒト由来幹細胞コスメの効果が最も高く評価され始めました。
それは、ヒト由来幹細胞コスメには他の2つにはない、特徴があるからです。
それについては、次回ご説明しましょう。