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50個からつくれるoem化粧品  UVケア商品をつくる基礎知識2

化粧品OEM小ロット製造のコスラボ。UVケアコスメのススメ。

紫外線ケアに使われている化粧品の成分についてお話したいと思います。特徴を正しく理解してください。

■紫外線吸収剤と紫外線散乱剤

紫外線から肌を守る方法は、大きく分けて2つの方法があります。

1つ目は紫外線吸収剤を使い肌の表面で紫外線を吸収し、肌に届かないようにする方法。
もう1つは紫外線散乱剤を使い肌の表面で紫外線を反射させ、肌に届かないようにする方法です。この2つの方法にはどちらもメリットとデメリットがあります。

■紫外線吸収剤について

・紫外線吸収剤の表示名

紫外線吸収剤が入っているかどうかは、化粧品の裏面に書いてある表示名から調べることができます。代表的なものではメトキシケイヒ酸オクチル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシベンゾイルメタン、オキシベンゾン-3などです。

・紫外線吸収剤の役割

紫外線吸収剤は紫外線が当たると熱に変えたり、他の物質に変わることによって紫外線を吸収し肌に侵入するのを防ぎます。

・紫外線吸収剤のメリット

紫外線吸収剤を使うと、高い紫外線カット効果を持ちながら透明感のある使用感の良い商品を作ることができます。

・紫外線吸収剤のデメリット

紫外線吸収剤には大きく2つのデメリットがあります。

1.肌に刺激を与えやすい

2.一度紫外線によって変質した紫外線吸収剤は、紫外線を吸収できなくなる

1度紫外線を吸収したものはそれ以上の紫外線を防ぐことができません。そのため、塗り直しが必要となります。

■紫外線散乱剤

・紫外線散乱剤の表示名

紫外線散乱剤の代表は酸化亜鉛や二酸化チタンです。これらは、通常ファンデーションなどにも使われている白い粉状です。

・紫外線散乱剤の役割

紫外線散乱剤は肌の上にキレイに並び、鏡のように光を跳ね返します。

・紫外線散乱剤のメリット

1.物理的に光を反射するため、取れてしまわない限り繰り返し光を反射できる

2.化学反応は起きないので、アレルギー反応は起きにくい

肌の弱い方には紫外線散乱剤がオススメです。

・紫外線散乱剤のデメリット

紫外線散乱剤の最大のデメリットは、白くなりやすいことです。商品によっては真っ白になってしまうものもあるので、実際に肌の上で試してから購入するのがオススメされた方がいいでしょう。

■抗酸化剤

反射材や吸収剤のように紫外線を弾いたり、吸収するというよりは、体にも良いビタミンC・E、コエンザイムQ10などの抗酸化作用のある成分でシワなどを予防するという補助としての役割を行います。
元々、シミやシワの原因は紫外線を浴びた事で発生する活性酸素が原因で、この活性酸素の影響でメラニンという色素が皮膚の中で作られることにより、それが皮膚に沈着する事でシミができてしまうのです。
抗酸化作用は、身体に抗酸化力として備わっているものですが、40歳頃を境に衰えてくるとも言われています。
もちろん化粧品にも成分として含まれているものですが、抗酸化作用は食事でも摂取する事が可能です。肌に塗らなくても、そうした作用が強い食材を摂取する事で紫外線から肌を守る事ができます。
近年では、サプリメントのような飲むタイプの日焼け止めに、活用され始めてもいるようです。

 

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