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3.152018
50個からつくれるoem化粧品 スクワランのイロイロ。
スクワランとは?
化粧品の成分表示などで目にする「スクワラン」とは、哺乳類や植物などに含まれている「スクワレン」という成分に水素を添加して安定化させた成分です。スクワランは潤滑性に優れており、クリームや保湿剤、軟膏などの成分として使用されるほか、潤滑油、離型剤として工業用にも使用されています。
スクワレンは、人間やサメ、オリーブオイルやベニバナオイルなどに含まれる成分です。
人間の体内で作られるスクワレンは皮脂腺で生成され表皮に分泌されることで、皮脂膜の成分になります。皮脂膜は空気中の雑菌や汚れから肌を守る役割を担うため、人体に欠かせない成分の1つと言えます。
スクワレンは非常に酸化しやすい成分であり、サプリメントで摂取するのが効果的とされています。一方のスクワランは、スクワレンの浸透性や保湿効果はそのままに酸化しにくくしたものなので、化粧品や工業用として広く用いられています。
スクワランの種類は?
化粧品や工業用に用いられているスクワランの多くは、深海鮫の肝油から抽出して作られたものです。鮫には他の魚にみられるような浮き袋がありません。そのため、肝臓に脂質を蓄え(=肝油)それを浮き袋の代わりにしているのです。
その他、オリーブオイルやベニバナオイルなどの植物オイルからも抽出することが可能なため、植物性スクワランとして使用されています。
スクワランの効果とは?
スクワランが持つ効果として、次の2つがあげられます。
- ・美肌効果
- 皮脂膜の代わりにバリアをサポートしてくれるので、乾燥や肌荒れなど肌トラブルの予防効果が期待できます。さらにうるおい不足によるキメの乱れや毛穴の目立ちを防ぐ効果もあります。
- ・浸透作用
- スクワレンはもともと人の体内に存在する「うるおい成分」なので、肌にとっても異物と認識されづらく、すぐれた浸透作用を発揮します。スクワランとして化粧品や美容クリームに配合されても刺激がほとんどなく、すばやく肌になじみます。
スクワランの特徴は?
スクワランとはどのような成分でしょうか。その特徴について説明します。
■天然の保湿剤に近い成分
人の皮脂膜の成分でもあるスクワレンは、皮膚表面からの水分の蒸散を防ぎ、乾燥や紫外線から肌を守る働きを担っています。スクワランはこのスクワレンの分子構造を安定化させたもので、保湿効果が高く、肌のバリア機能を高めます。
■皮膚への親和性が高い
スクワランは親油基と親水基を併せ持ち、肌になじみやすいという特徴があります。また、化粧品に使用されているさまざまなオイルのなかでも酸化・変質しにくく、さまざまな肌質に使用できます。
■凝固、酸化しにくい
スクワランは沸点と引火点が高く、凝固点が低いことから固まりにくいという特性を持っているため、化粧品の原料にとても適した成分と言えます。また、酸化しにくいという特徴もあるため、化粧品のみならず工業用にも使用されています。
人の皮脂膜の成分でもあるスクワレンは、皮膚表面からの水分の蒸散を防ぎ、乾燥や紫外線から肌を守る働きを担っています。スクワランはこのスクワレンの分子構造を安定化させて酸化しないように加工したもので、保湿効果が高く、肌のバリア機能を高めます。